コラム
みみの病気
滲出性中耳炎
中耳の中に滲出液が溜まっている状態で、特殊な場合を除いて急性中耳炎が治らなくて治癒が長引いているものと考えてよいでしょう。細菌感染で耳管の働きが悪くなり、中耳の滲出液を外に出したり、新鮮な空気の取り込みが出来なくて治りにくくなっている状態です。経過は年余に及ぶことは稀ではありません。特に、3〜6歳の幼児は耳鼻科的な治療を嫌がりますので、治療が難しくなります。治療はまず頻回の通気ですが、鼻の状態が悪いと耳管機能にも悪影響が出ますので鼻の治療も大切です。また中耳に液がたまっている場合には鼓膜切開が必要になります。切開をしても普通は一週間から十日位で閉鎖します。切開は繰り返しても通常は穴が残ることはありません。しかし、切開を何度か行っても液が繰り返し溜まる場合には鼓膜に小さなチューブを挿入して治す方法も広く行われています。滲出性中耳炎はお年寄りにも時に見られます。この場合、お年寄りの場合も、耳管の働きが弱くなって起こりまが、過去に中耳炎を患っている人が多いものです。