コラム
みみの病気
慢性中耳炎
鼓膜が破れて穴(穿孔)が開いている状態で、耳だれの有無は関係ありません。穴の大きさにより、聞こえが悪くなりますが、時に耳だれが出ることもあります。小さい穴の場合は自然に治ることもあります。治療は手術が中心ですが、耳管の働きが強くなる10歳以上を目安にしておけば良いでしょう。薬品を穿孔の周囲に塗って鼓膜を塞ぐ方法も古くから行われています。当院ではトリクロール酢酸を使って鼓膜穿孔を塞ぐ方法を積極的に行っています。ただ、この場合、週に一度程度で数ヶ月、時にそれ以上の通院が必要となります。この閉鎖法は手術と違って、自然の(本来の)形の鼓膜が出来るという利点があります。