コラム
みみの病気
外耳炎
外耳道には自浄作用と言って、自分で耳の掃除をする(耳垢やごみを外に出す)働きがあります。また、奥の方の皮膚は薄くて傷が付き易いし、傷や炎症でこの自浄作用が失われますと病気は治りにくくなります。習慣的に耳かきをしますと、傷が出来易くなりますし、プールやシャワーなどの水は大敵です。耳は本来乾燥している所ですから、安易に市販の軟膏や点耳液を使うのはよくありません。薬といえども、軟膏は異物ですし、点耳薬は水です。耳鼻科医とよく相談してからにしましょう。1.限局性外耳炎:耳の入口に出来る炎症で“おでき”などと呼ばれ夏に多い病気です。耳の傷に細菌が入って出来ます。痛みが強く、腫れてくることもあります。抗生剤や抗生剤含有軟膏などで治します。また、入口には湿疹がよく出来ます。痒くてつい耳かきをしてしまいますが、真菌(カビ)を合併していることが多く、治り難いし再発し易い病気です。普通はステロイドの入った軟膏で治します。2.びまん性外耳炎:耳の奥に出来る炎症で耳カスや分泌物が溜まり、痒み・耳のつまった感じなどがありますが、痛みなどは無いのでつい放置しがちです。耳かきなどで出来た傷への細菌感染で発病しますが、水(洗髪・プールなど)やカビ、湿疹などの影響を受け易く、慢性化して複雑な経過をとることもあります。耳の奥では、炎症(細菌)・カビ・湿疹などが混在していて単純には行きません。ある人には有効な方法でも他の人には無効となることもよくあります。見えない所ですから、勝手に判断しないで医師とよく相談しましょう。