コラム
のどの病気
声帯ポリープ、声帯結節
声帯ポリープは声帯の炎症と声の酷使によって声帯の粘膜の下に出血が起こり、さらに無理をして大きな声を使い続けることによって生じます。通常片方の声帯にでき、成人男女にみられます。
 声帯結節は声帯の振動する部分のほぼ中央にできる小さなイボのようなもので、通常両方の声帯にできます。
学校の先生や保育士、歌手など職業的に声をよく使う方、あるいは小児の場合は男の子で遊ぶ時に大きな声を出す場合などに多くみられます。

 症状は声のかすれ=嗄声(させい)です。
 声帯は声を出す時には真ん中で両方の声帯がぴったりと接します。そこに肺から息が吐き出されてきて声帯が振動し声になります。
 しかし、声帯ポリープや声帯結節があると両方の声帯がしっかり閉じることができず、すきまが生じます。したがって、息がもれて、また声帯の粘膜の振動も微妙に変化して嗄声になります。

 治療はまず吸入と炎症を抑える薬を使うとともに、声の酷使を避けることです。
 それでもよくならない場合には、ポリープや結節を切除する手術をすることもあります。

 いずれの場合も癌などの腫瘍性疾患ではありませんし、これが将来癌に変わることもありませんので、心配はありません。
 しかし、癌なのか、単なるポリープなのかの診断は声帯を観察しないとできませんので、声がかすれる方は耳鼻科を受診して下さい。