当院の現在の感染対策のご紹介
2020年12月10日
11月中頃から新型コロナウイルス感染症の第3波が明らかになり、その後兵庫県でも1日の新規感染者数は100人を超えました。西宮市でも毎日10数人の新しいPCR陽性者が報告されています。
ニュースでも報道されていますが、夏の第2波と異なり、現在は40歳代以上の中高年の感染者が多くなっています。したがって、重症者も以前より多くなる傾向があるようです。
海外でワクチンの承認、使用が話題になっています。通常のワクチン開発に比べると大幅に時間を短縮していますので、安全性などに心配な部分が残りますが、有効な治療方法がない現状では明るい話題と言えます。日本に導入されるのは少し先になるようですが、期待せずにはおられません。
以下の感染対策はこれまで通り引き続きしっかり行っています。
・医師、スタッフ全員の毎日体温チェック
・常にマスクを着用する
・受付に飛沫除けのシートの設置
・手の触れる場所の小まめなアルコール消毒
・常に待合室、診察室の換気を行っています。
さらに、次の新たな感染対策を実施しています。
・エアロヒュア(下図左)、エアーリア(下図右)などのウイルス不活化効果が証明されている器機の設置
エアロピュアは日機装株式会社とノーベル物理学賞を受賞された天野教授が共に開発し、深紫外線LEDの照射による新型コロナウイルスの不活化が証明されています。
エアーリアは紫外線がウイルスや細菌の遺伝子を障害することで増殖能力を消失させて除去するものです。
いずれも紫外線は器械の外にはでませんので、人体には無害です。
・クリニックのドアの前に足踏み式アルコールデイスペンサー、受付前のカウンターには自動のアルコールデイスペンサーを設置して、手を触れることなく手指のアルコール消毒ができるようにしました。
・換気のために入口のドアを常に開けていましたが、気温が下がり、寒く感じる日が出てきました。そこで、ドアに換気できるルーバーブレス(小窓)を設置しました。
・診察室、待合室に暖房とともに加湿器を設置し、湿度も保つようにしています。
・来院される方のご協力での体温チェック
・雑誌、ぬいぐるみは接触感染防止のために現在撤去しています。
何よりも、発熱、咳、息切れ、においや味がわかりにくい場合は、直接来院することなく、事前に電話をいただくようにしています。新型コロナウイルス感染が疑われる場合は通常の診察とは時間を別にして診察するようにして、一般の患者さんと直接接触しないように配慮しています。
耳鼻科疾患には中耳炎や副鼻腔炎、あるいは急性扁桃炎もあります。また、中には舌、咽頭、喉頭の癌などもあり得ます。これらの疾患は早期発見、早期治療が大切です。受診することで新型コロナウイルスに感染しないかと心配される気持ちは充分わかります。しかし、治療が遅くなると治療が困難になることもあります。
当院では上記のように感染対策をしっかり行っていますので、耳、鼻、ノドの不調があれば安心して受診してください。