新型コロナウイルス患者増加の中、熱中症にも注意を!!
2020年8月10日
新型コロナウイルス対策としては、マスク、手洗い、3密(密集、密接、密閉)」を避けることが大切と言われていることは、既に良くご存知のことと思います。
新型コロナウイルス対策と熱中症予防の両者の観点から大切と思われることを挙げてみました。
①規則正しい生活:3食をきちんと食べ、快適な環境で充分な睡眠をとる。
②マスクについて
新型コロナ対策としてはマスクは重要です。しかし、マスクを使用すると、マスクしない時より心拍数や呼吸数、体感温度が上がることがわかっており、熱中症のリスクは高くなります。したがって、屋外で人と2m以上の距離がある場合には、マスクをはずしてもよいでしょう。
また、マスクを着用する場合には、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給が重要です。
③水分摂取について
のどが渇いたなと感じ始めたら水分摂取をすることが必要ですが、多量のカフェイン摂取は避けてください。水分摂取は1日1.2リットルが目安と言われています。また、高齢者はのどの渇きを感じなくても1時間にコップ1杯程度の水分をとるように心がけてください。また、水分摂取の際は、塩分も一緒で取ることが大切です。経口補水液は少量で効率よく水分と塩分を補うことができます。
④新型コロナ対策として、3つの「密」を避けましょう。一方、熱中症の死亡者数は気温が30℃を超えると増加し、気温が35℃を超える日はとくに注意が必要と言われます。したがって、熱中症予防としては気温が高く、特に猛暑日はできれば外出は控えましょう。
⑤エアコンについて
エアコンを使用することは熱中症予防に有効です。ただし、一般の家庭用エアコンでは換気はできていませんので、新型コロナウイルス対策のためには、窓を開けたり、換気扇を回して換気を行う方がよいと言われています。換気により室温が高くなりがちですので、エアコンの温度設定をこまめに調整して下さい。